1974-05-30 第72回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
その辺のほらは大臣たいへんおろそかに、——いま申し上げましたように、二十四年、労働省出発して間もないころと監督官の数のふえ方は一・一倍にすぎない。こんなことで労働基準法を守れるはずはないわけです。それなのに、いまや労働基準法はもう保護が多過ぎるからカットすべきだという意見すら使用者の間から出てきてるわけですね。
その辺のほらは大臣たいへんおろそかに、——いま申し上げましたように、二十四年、労働省出発して間もないころと監督官の数のふえ方は一・一倍にすぎない。こんなことで労働基準法を守れるはずはないわけです。それなのに、いまや労働基準法はもう保護が多過ぎるからカットすべきだという意見すら使用者の間から出てきてるわけですね。
第三に、労働省設置の眼目は、從來各省に分属していた労働行政を一元的に統合し、もつて総合的かつ強力なる労働政策を実施することにあると思われるが、この点において本法案はなお不十分である、殊に船員労働行政を從來通り運輸省に残すことは、陸上労働と海上労働の行政を二分するものであり、労働行政一元化の見地より見るときは、はなはだ遺憾である、労働省出発の当初より、その政治力、行政力を弱体化するものであると思われるが